Pandoraは、新しいコレクションごとに、ジュエリーデザインとクラフトマンシップのレベルをさらなる高みへと押し上げています。
たくさんの手で愛を込めて
ひとつのPandoraジュエリーは、制作工程で平均25人の職人の手を経て完成します。 あなたが身に着けるジュエリーのひとつひとつが、愛情を込めて扱われてきたのです。


アイデアから煌めく仕上げまで

1. デザイン工程
アイデアが、実際に手で触れることのできる試作品へと生まれ変わるまでは、6つのステップで構成されています。私たちは現在のトレンドを知り、お客様からのフィードバックを集め、ローカル市場のニーズを評価することから始めます。 データを分析した後は、クリエイティブな工程に進みます。この段階で、Pandoraのデザイン部門が、それぞれの新コレクションを具現化したムードボードの作成を開始します。 ここで、新コレクションの全体的な方向性と表現が形になっていきます。 さらに、個々のデザインのスケッチを作成し、継続的に細部を足したり、引いたり、改良しながら、最終的なデザインが完成します。

2. デザインとサンプル開発
新しいジュエリーデザインのアイデアはすべて、Pandoraのデザインチームと職人による長期間のデザイン工程を経て、試作品として形になります。 デザイン工程の最終ステージでは、Pandoraの担当者が、新コレクションとして発表される最終デザインを選定します。

3. ラバーモールドカッティング
ジュエリーマスターに複数層のラバーを押しつけてラバーモールドを作り、ヴァルカナイザー(加硫装置)で加硫処理をほどこします。 「ヴァルカン」と呼ばれるこの化学的プロセスでは、硫黄を用いて天然ゴムをより頑丈な素材へと変質させます。 次にジュエリーマスターを切り取ると、ラバーモールドにマスターとまったく同じ形の窪みが残ります。

4. ワックスモデル
溶かしたワックスをラバーモールドに注入し、ワックスがあふれ出ないようモールドの両サイドに2枚の金属プレートを押し当てます。ワックスが固まると、原型となったジュエリーマスターの正確なコピーが完成します。 ワックスモデルが冷えるまで数分放置した後、ラバーモールドから取り外します。 ラバーモールドは非常に効率性に優れ、ひとつを2,000回まで繰り返して使用することができます。

5. ツリーイング
きれいに整えたワックスモデルをツリーに接着します。ツリーがワックスでいっぱいになるまで、この作業を続けます。

6. 窯焼き
次にワックスツリーを金属のシリンダーに入れて、石こう型を作ります。 シリンダーを液体の石こうで満たしてから、焼き窯で数時間加熱し、石こうを固めると同時にワックスを溶かして蒸発させます。 この工程で、石こうの内部に房状のジュエリーマスターが成形されます。

7. 鋳造
次に石こう型を鋳造機に入れ、ゴールドまたはシルバーの合金を流し込みます。 合金は型の中で溶け、ジュエリーマスターと同じ形になります。

8. 洗浄
石こうが冷めたら、メタルツリーを内側から外し、洗って残留物を取り除きます。

9. カッティング
ジュエリーの形をツリーからカットします。 余った金属は精製し、再利用します。

10. 研磨
次のステップでは、メタルピースをカットした時に残った突起を除去し、さらなる加工を施すための準備を整えます。

11. インライン品質管理
Pandoraの制作工程では多数の品質管理チェックポイントが設けられていますが、そのタイミングは製造施設によって異なります。 通常はこの段階で、Pandoraの最初のチェックが実施されます。

12. 組立、はんだ付け、ストーンセッティング
Pandoraの熟練の金細工職人が多様な技法を駆使し、ジュエリーデザインに装飾やディテールを加えていきます。 さまざまなパーツを合わせ、必要に応じてはんだ付けをしながら、傑作を完成に近づけます。 例えば、ブレスレットやネックレスの留め具の取り付け、ダングルのリング部分のはんだ付け、ガラスやストーンチャームの内側にあるメタルコアやクリップの内蔵シリコングリップの追加、Pandora Friendsチャームで愛らしい魅力を放つ可動部分の制作などの作業があります。 ストーンは、メタルに直接、またはワックスモデルの中に手仕事で取り付けられます。ストーンをしっかりと固定し、最大限の効果を引き出すために、たくさんの伝統的なセッティング技法が使われています。 Pandoraが使用するさまざまなストーンセッティングの種類について、詳しくは「ストーンセッティング」のセクションをご覧ください。

13. 研磨とタンブリング
ジュエリーはひとつずつ丁寧に磨き上げられてから、最も重要な品質検査に入ります。 特別なタンブラーマシンにジュエリーを設置し、表面をなめらかに研磨してから、超音波洗浄で残留物を取り除きます。

14. 表面加工
この段階では、ハイシャインやサテン効果、またダイヤモンドポイントなど、さまざまな表面加工を金属の上にほどこします。ダイヤモンドポイントは、ストーンを使わずにマットな質感と輝きの両方を表現し、魅力的なテクスチャーを生み出す技法です。 この技巧は17世紀に生まれ、20世紀にジュエリー創作の分野で見直されました。先端にダイヤモンドが付いた工具を使い、金属の表面に傷を付けながら効果を生み出します。

15. いぶし(オキシデーション)加工とプレーティング
この工程では、一部の上質な金属に特殊な仕上げをほどこし、さまざまなトーンやコントラストを生み出します。 いぶし加工やEコーティング(別称:電着塗装、電気泳動塗装、エレクトロコーティング、エレクトロペインティング)など、さまざまな仕上げがあります。Pandora独自のメタルブレンドへのプレーティングでは、Pandora Shine製品には18Kゴールド、Pandora Rose製品には14Kローズゴールドを使い、ロジウムプレーティングを施したスターリングシルバーもあります。

16. エナメル加工と接着
エナメルは、Pandoraのジュエリーによく用いられる加工です。 Pandoraが色を調合した、つややかで耐久性に優れたエナメルを、細い針を用いたり、手描きでジュエリーに塗布することで、陰影のあるエナメル効果が生まれます。加工済み養殖淡水真珠と人工ホワイトパールも、同じように手仕事でセッティングされ、伝統的なペグセッティングで慎重に取り付けられます。 これらの工程は、必ず研磨とタンブリングの後に行なわれます。

17. 最終品質管理
すべてのジュエリーピースが厳格な品質管理工程を通ります。製品がPandoraの厳しい品質基準を満たしていれば、ここで最終的な承認が与えられます。

18. 包装と発送
最後のプロセスで、Pandoraジュエリーを身に着け、スタイリングし、愛用してくださる女性たちに向けて、手仕上げの製品を包装し世界中に発送します。
創作の現場
インフラが安定し、原材料を入手しやすく、サプライヤーとの連携も取りやすいタイは、Pandoraジュエリーの制作に最適な国です。 Pandoraは、タイにある施設に誇りを持っています。ここでは、1万人を超える人々のために、安全で健康に配慮し、開発を続ける魅力的な労働環境を提供しています。



優れた品質
Pandoraは、ファンの皆さまに、私たちのジュエリーに使われる素材がサステイナブルなものであることをお約束します。 Pandoraは、人権、労働権、環境への影響、そして公正かつ誠実なビジネス慣習に関する独自の倫理基準を定め、提携サプライヤーがそれらを確実に満たすよう、綿密に連携しています。